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インプラントについて about implant
インプラントに適した症状
 インプラント治療は、ブリッジや入れ歯のように周囲の歯に影響を与えない治療方法です。 顎の骨の状態さえ良ければ、歯の位置や本数に制限はありません。
 >>年齢について
 成長期の方 インプラントを埋入した部分は骨の成長が妨げられるので、発育過程の患者さんにはインプラントをしないのが一般的です。 ですから、基本的に 未成年の方はインプラント治療ができません。 10代は骨の成長が盛んな時期なので、顎の骨の成長が止まってからインプラント治療を開始するようにします。
骨の成長は人によって異なりますが、一般的に男子は22歳、女子は20歳くらいで成長が止まります。仮に未成年で歯を失った場合には、しばらく入れ歯などを使用し骨の成長経過を見ながらインプラント治療の計画を立てます。欠損を補う方法としてブリッジがありますが、成人後にインプラントを考えている場合は、隣の歯を削るブリッジよりも入れ歯の方が良いケースもあります。

 高齢の方 インプラント治療に際して年齢の上限は特にありません。単な手術を受けられる体力と、インプラントが埋入できる骨のスペースがあれば80代でも治療が可能です。骨が薄い場合は骨造成を行えばインプラント治療が可能です。
 >>金属アレルギーについて
 金属アレルギーはほとんどの場合ニッケルやクロムによるものですが、ネックレスやピアスなどを付けていて湿疹ができることがあります。 しかし、金属アレルギーは全ての金属によって起こるものではありません。ニッケルやクロムのほかには、銀やパラジウム、水銀などでアレルギーを起こすことがあるといわれています。 インプラントで使われているチタンは、アレルギーはもよとより、拒絶反応の心配もありません。チタンが安全であることは、整形外科医が骨の固定に使っていることからもわかります。生体親和性がとても高く、体とよくなじむことは、一般医科でも保証されています。事前に皮膚科などでチタンのアレルギー検査(パッチテスト)を受診されるとより安全といえるでしょう。
 >>インプラント治療に不適応な方
絶対的不適応  上記にも記したようにまだ成長過程にある方以外にも、免疫不全1型糖尿病の方は基本的にインプラント治療ができません。 放射線治療などを受けている方も、特に顎骨に放射線を受けている場合には外科処置は禁忌です。この場合、麻酔を行うことも危険で、歯科麻酔により骨髄炎を起こす可能性があります。 また、放射線治療後には唾液の分泌量の減少が起きることがあります。唾液の分泌が少なくなると、虫歯や歯周病(歯槽膿漏)がおこりやすくなり治療が難しいことがあるため、放射線治療後には口腔内の管理に十分注意が必要です。 ホルモン治療を受けている方も、インプラントの失敗に関連があるという研究結果も出ていますので注意してください。

相対的不適応(不適応だがインプラント治療の余地がある方)  口腔内の清掃状態が悪い方、歯周病(歯槽膿漏)の方、歯槽骨の骨量が足りない方、喫煙者2型糖尿病の方などです。 これらの症状に該当される方は、生活習慣を改善したり、医科の治療を受け症状がコントロールされていれば、インプラント治療が可能になります。 骨粗鬆症については、閉経後の女性でおよそ50%の方にこの症状があるといわれています。骨粗鬆症になると、歯槽骨も当然もろく骨量が足りなくなりますので、禁忌ではありませんがインプラント手術が難しくなります。どうしてもインプラント手術が必要な場合には、あらかじめ他の部分の骨を移植したり、人工の骨組織を入れ、適当な期間を経てからインプラント治療を行う必要があります。
 >>治療部位と治療本数について
 インプラント治療は、前歯でも奥歯でも治療可能です。 人工の歯根部分となるフィクスチャーは、顎の骨の幅や深さに合わせていくつも用意されています。 また、歯を失ってから時間がたつと歯肉(顎の骨)が痩せてしまい、インプラントを入れるスペースがないことがありますが、骨の再生治療を行えば、インプラントを入れることが出来ます。
 インプラントの治療本数についてですが、従来の治療方法では、歯を1本失った場合はブリッジか部分入れ歯、歯を3本以上失った場合には入れ歯といったように、失った歯の本数によって治療の選択肢が異なりましたが、インプラント治療は、1本から全歯欠損まで全ての症状で治療可能です。 また、すでにインプラント治療をした歯の周囲の歯が将来抜けてしまっても、以前インプラント治療した部分には影響がありません。従って、もし他に歯をなくしてしまいインプラントにしたい場合にも、その部分のインプラント治療を行うだけでよく、以前治療したインプラントの作り直し等は必要ありません。
 >>骨の量
インプラント治療は、まず歯を支える土台作りからはじまります。 建物に例えれば、土地に支柱を立てる作業になります。 支柱はしっかりした土地に立てることが鉄則であり、これが壊れない建築物を建てる基礎となるのです。
レントゲン写真による検査
 >>歯周病
 インプラントは骨によって支えられるため、骨が吸収する病気である歯周病(歯槽膿漏)は大敵です。もちろん、インプラント自体は虫歯になる心配はありませんが、周囲の歯周病の歯が処置されないままになっていたり、インプラントの周囲に汚れが溜まるとインプラント周囲炎という病気になり、インプラント治療が失敗してしまいます。 ですから、インプラント治療を受ける際には、歯科医院で歯周病のチェックや治療をきちんと受け、日頃から歯磨きなどで予防をを心がけましょう。 もちろん、残っているご自分の歯を少しでも長く使っていくためにも、日頃の清掃(クリーニング)、予防歯科は最重要ポイントです!
 >>喫煙
 あまり関係ないと思わていた方も多かったと思いますが、喫煙は歯周病だけでなく、インプラント治療にとっても大敵です。喫煙が肺がんの原因であることはほとんどの人が知るところですが、ほかにも様々な全身疾患の原因にもなっています。 また、喫煙は循環器(血液を体内で循環させるのに働く器官と、血液の成分である血球を産生、成熟、分解する器官:心臓、血管、骨髄など)の病気、神経、内分泌(ホルモンを分泌する器官:甲状腺、生殖腺など)、血液などあらゆるものの病気を引き起こすことから、人々の健康を破壊する最大の要因といえるでしょう。
 歯科治療においては、喫煙による血管収縮作用によって、口の中の粘膜内の血流が阻害され、組織全体の免疫力が下がります。 従ってインプラント治療直後の傷の治りが悪かったり、歯周病が治らない、インプラント周囲炎になってしまうなど、インプラント治療の失敗につながる悪影響がたくさんあります。これはインプラント治療だけでなく、一般の歯科治療に関しても悪い影響を及ぼします。
 もちろん、残っているご自分の歯を少しでも長く使っていくためにも、タバコを吸われている方はインプラント治療を機に、是非とも節煙、禁煙を心がけてください!
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